おススメ本のまとめ
04/07/2016
以前の上司ジェームス氏から、「読んだ本は、自分の言葉でまとめてみるとより理解が深まるよ。」と教わっていた。そこで、久しぶりに実行。大変感銘を受けた1冊を紹介したいと思う。
【7つの習慣のコヴィー博士の教え】-著者:ロイス・クルーガーさん-
- 「生まれた時より、より良い世界にしてこの世を去る・・・」 コヴィー博士の葬儀に伝えられた第9の習慣と銘打たれたメッセージ
- リーダーシップとは「その人が持つ価値と可能性について相手に明確に伝え、本人が自分の中にそれを見出そうと奮起させること」
- 事業成功のための教訓:
①十分な資本を確保する
②資本をキャッシュフローで増加させる
③資本を蓄え、経費を抑える
④大きなデータベースを構築する
⑤フォーカスし集中すること
⑥勝つチームを選ぶ
⑦市場が求めるものを売る
⑧ビジネスモデルを構築し、不断の努力で実行する。 - 「80%アプローチ」、「大事なことはそのお金を使って一番高いリターンを生む方法を模索すること」、「寝てい間にお金を稼ぐ」、「箱で売る」
- 7つの習慣の中で最も重要な習慣:終わりを思い描くことから始める・・・それは、他のすべての習慣に意味と背景を与えてくれるから。自分が選択をするための基盤になる。
- 「影響を及ぼせるヒトに影響を与えたい」、「まず理解に徹し、そして理解される」、「人生をコントロールするのに最適な方法、それは役割を活用すること」、「自分自身ではなく、自分が伝える内容に注目してほしい」、「自分の組織を変えたいならまずは自分の私生活を変えなければならない」
- コヴィー博士の激励:「考えなさい。もっと深く考えなさい。」
- 会社が失敗する要因:需要ニーズを満たしていないか、必要とされる対象者と解決策を提供する自社製品とをつなぎ伝える能力が不足している。
- 7つの習慣の中にある【刃を研ぐ】習慣では、人の持つ4つの資源(肉体、知的、社会、精神的側面)について言及している。人は、社会・情緒的な側面を向上させる努力を忘れがちである。
- 「変化を起こすために実際に行動をおこさないとならない」。自分のスケジュールにその時間をいれること。
- コヴィー博士のチームのミッション:【世界で良き力となること】
- 重要なことを先にする習慣を続けること:【必ず平穏なとき、緊急モードでない時に、これからやってくる忙しさに備えて準備をすること】
- 【人は他の人と交換できるような価値を生み出せるようでないといけない】
- 【自分の人生の質を決めるのは自分の責任だと確信を持って行動する】
- 「選択をすることの自由とその力」があり、「選択をすることで生まれる結果」があるということ。
- 状況に反応するのではなく、自分がどう反応するかを「選択する」
- 自分の目的を達成するために自分を助けてくれる人を周囲に配置する
- クレーム対応:傾聴し、注意深く重要な部分を復唱し、「お客様のお話を私は理解したでしょうか?」、要望が出ていなければ「問題を解決するにあたって私にできることはありませんか?」と聞く。
- クライアントが何を求め、最終的にどういう結果になってほしいのか?、そこに注力し、目標と目的に定める。
- 人は肉体的に、精神的に「光」を欲するもの。
- 7つの習慣は、「それらの原則は、自分が創り上げたものではなく、自分はそれらの原則に光を当て、人々が理解し、実践することが出来るような方法に整理したのである」
- 私達は自分が「誰なのか(who)」ということに取り組んで初めて、他者にプラスの影響を及ぼすことを期待できる。
- 学習の強化:3人教授法。「2人組みになって今学んだことを相手に話す」
- 卓越したリーダーシップは、自分自身のスキルと対人関係のスキルから始まる。
- 無機質なプロセスでいかに人のやる気をあげ、巻き込んでいくかという知恵が必要である。
- コヴィー博士の最後の来日時のメッセージ:「Live life in Crescendo(だんだんと強く人生を生きなさい)」人生を終焉に向けてだんだんと大きく、強く生きるという意味合い。
本は1回読めばそれでいいというものでもない。知識は、知っているレベル→理解できるレベルになり、実践し続けることで身につくレベルに達することができる。原則とは、そのプロセスの羅針盤である。
著者のロイスさんには一度お会いしたが、本当に温かなお人柄であると同時に、鋭い洞察力を奥に秘めていらっしゃる方だと思った。コヴィー博士との様々なエピソードの中で、氏がどんな風に学び得ていらしたか、垣間見れるこの1冊。
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