パブリシティの方法
目次
メディアの種類を知る
パブリシティ活動を行う前に、まずはどんなメディアがあるか確認しましょう。
マスメディアでは、4大メディアである【テレビ】【ラジオ】【新聞】【雑誌】があります。
ネットメディアでは、 ポータルサイトやニュースサイト、「YouTube」などの 動画配信サイトや
SNS といったデジタルメディアが多く存在しています。
まずは各メディアの特性をつかみ、それらに合わせた情報発信が効果的です。
自らがそのメディアの仮想記者となり、どの【利害関係者】に価値あるメッセージを伝えるのかをイメージしてみると良いでしょう。
【利害関係者】を具体的に言うと、
- 一般消費者
- 株主
- 取引先
- 社員
- 地域住民
- 行政
- 業界・関連団体
- 学者や評論家
- 学生
- 海外メディア
など です。
参考情報:経済広報センター
どのように伝えるか?
告知する内容が決まりました。次は、どのように伝えるか?です。
記者発表や記者会見を行うのか?
プレスリリースを作って情報提供するのか?
自社の SNS から発信するのか?
PR イベントを行うのか?
伝える内容と手段(シーン)によって、準備すべき資料や情報量も違ってきます。いずれにしても、
「何を伝えたいのか?」
「どんなイメージやメッセージをキャッチして欲しいのか?」
大事なポイントを外さないようにまとめましょう。
アプローチの方法は?
メディアへのアプローチは大きく分けると3つあります。
一斉発表
- 記者発表やプレスリリースを配信する方法。
複数のメディアに向けて同時に同じ情報を公開するため、多くのメディアで取り上げられる可能性が高い。
企業からの取材の提案・要請
- 企業側が独自に持っているネタ(素材)に関して、関心を持ちそうな特定メディアに取材を促す方法。
取材要請は戦略的な広報とも言える。いわゆるリークと呼ばれるもの。
メディア関係者からの取材の申込み
- 記者やライターが追いかけているテーマの取材申し込みとして受け付ける方法。
特定のメディアに大きく報じられる可能性がある。
プレスリリースの送り方
一斉発表でリリースを配布
記者クラブへの一斉発表するとした場合、
- 発表日時
- 発表場所
- 発表テーマ、
-
共同発表(説明・レクチャー付き)か、資料配布のみか?
などを決定後、発表したい記者クラブに連絡を取る。
メディアに直接送付
-
企業自社内のメディアリストを使って直接送付する方法
-
リリース配信の PRワイヤーを使って一斉配信する方法
がある。
各メディアによって記事を作成する方法やタイミングが違うことから、送付方法(FAX・メール・記者クラブへの投込み・郵送・手渡しなど)やタイミングも考慮すべき要素です。
まずは、日頃からコミュニケーションを取り、信頼関係が生まれるメディアリレーション形成を心がけると良いでしょう。
メディアリレーションが大事
企業側にいいネタ(記者にキャッチされるような情報)があれば、取材の提案・要請をして、メディアリレーションを増やすこともできます。
特定メディアの特徴をつかみ、そのメディアの読者を引きつける話題を用意して、取材の提案をしてみましょう。
PRは、継続的に実施できる体制やフローが重要です。
新商品発表、新サービス発表、商品やサービスの動向、業界動向について、キャンペーン、イベント・セミナー、プレゼントの告知と募集、アンケートの実施と調査報告、・・・など
年間を通じた話題を作り、キラッと光るメッセージを発信して行きましょう。
参考情報:
参考図書:
[絵解き]広報活動のすべて プレスリリースの作り方からメディア対応まで
実践マニュアル 広報担当の仕事 すぐ役立つ100のテクニック